私の住む神奈川からは比較的近距離にある近畿地方(関西地方)。
なぜか、和歌山県だけは行ったことがありませんでした。
大坂からさらに南下するという地理的条件にあったのかも知れません。
和歌山県は、将軍・徳川吉宗を輩出した紀州徳川家が治めた重要な地域であり、
また、古より和歌にも詠まれた風光明媚なところです。
そして、世界遺産でもある高野山・金剛峯寺は、平安時代からの信仰の場です。
暮れも押し詰まった昨年の12月の末、
一泊二日で、和歌山県の北部を巡ってきました。
初日は、徳川御三家である紀州徳川家の居城「和歌山城」、そして「番所庭園」を、
二日目は、「高野山金剛峰寺」に行きます。
目 次 🚋
和歌山へ
神奈川の西の玄関「小田原駅」から、新幹線で「新大阪駅」まで向かいます。
N700Sです。
カッコいいですね。
「こだま」なので、新大阪までは約3時間半です。
途中、名古屋を過ぎて、
京都は、晴れ。
新大阪に到着しました。
新大阪から大阪まで、東海道本線で行き、
大阪から約1時間半、「和歌山駅」に到着です。
紀州徳川家の居城「和歌山城」
和歌山城は、紀州を平定した豊臣秀吉が弟・秀長に築城させたのが始まりです。
その後、元和5年(1619)に、徳川家康の10男・頼宣(よりのぶ)が入城し、
地理的に、徳川幕府の西国支配の拠点として重要な地位を占めていました。
残念ながら、現在の天守は昭和33年(1958年)に再建されたものです。
一の橋を渡り、大手門を通り、天守を目指して行きます。
途中、伏虎像がありました。
和歌山城が建つ山が、虎が伏した形をしていたため、別名「虎伏竹垣城」とも呼ばれたことに由来し作られた像です。
天守が見えてきました。
石段を登ります。
さらに登ります。
途中、天守閣の撮影スポットである「本丸御殿跡」に立ち寄ります。
やっとこさ、天守に辿り着きました。
日本の観光スポットは、お城に関係するものが多いですが、年を取ると段々と辿り着くのが厳しくなります😅
残念ですが、時間が押しているのでここでUターンし、次の「和歌浦湾・番所庭園」に向かいます。
和歌浦湾「番所庭園」
和歌山城を後にし、和歌浦湾にある「番所庭園」(ばんどこていえん)に向かいます。
「和歌山城前」から、最寄りのバス停「雑賀崎遊園」まで約20分です。
この日は、天候があまりよくなかったのですが、「雑賀崎遊園」でバスを降り、「番所庭園」に向かう途中、「紀伊水道」が見えました。
番所庭園が見えました。
(赤線が番所庭園、黄色線が大島です)
番所庭園に到着です。
そして、ペリー来航後は、海防のための砲台が設けられました。
入園料600円を払い、公園内に入ります。
写真は南国チックですが、
岬にあるため海から寒風がモロに噴き上げてきて、凍えそうな寒さです ⛄
庭園の北側に歌碑があります。
神亀元年(724年)に聖武天皇が「和歌の浦」に行幸された際、藤原卿が詠んだ歌です。
紀の国の 雑賀の浦に出で見れば
海女の灯火 波の間に見ゆ
「雑賀の浦」とは、番所庭園の北側のこの辺りです。
庭園の南側には、和歌の浦が広がっています。
先端に行ってみましょう。
右側が大島、左側が中之島です。その奥に、双子島が隠れています。
島の右手は、四国と淡路島方面です。
もう、寒くて寒くて身体が、かじかんできました ⛄
冬に来るところではないかも知れません🙄
大阪・難波へ
バスで和歌山駅に戻ります。
今回の旅は、JR東海ツアーズの「新幹線往復+大阪泊」のプランを使ったため、ホテルは大阪の難波にとりました。
JR難波駅に到着です。
お好み焼きでも食べて、ホテルに向かいましょう。
2日目は、南海電鉄なんば駅から、世界遺産・高野山金剛峰寺へ行きます。
(後編に続く)