12月に入り、本格的な冬がすぐそこまで来ていますね。
季節が移ろうのは早いものです。
神奈川の平野部の紅葉シーズンは、11月の下旬から12月の上旬です。
お気に入りの紅葉スポットの一つが、鎌倉にある「一条恵観山荘」です。
武家の都・鎌倉の原風景の中に佇む京の雅な空間。
過ぎゆく秋の名残を探して、昨日、一条恵観山荘に行ってきました。
前回、訪問してから5年ぶりになります。
目 次
一条恵観山荘
後陽成天皇の第九皇子「一条恵観」。
五摂家の一つである一条家の養子となり、摂政・関白として、兄の後水尾上皇を支えました。
和歌をはじめ書や茶の湯などに長け、文化活動の場として京都に建てたのが「一条恵観山荘」(いちじょうえかんさんそう)です。
戦後、鎌倉の地に移築され、国の重要文化財に指定されています。
鎌倉駅からバスで数分、一条恵観山荘に到着です。
園内を散策
入園料を払って、中庭に入ると紅葉の見頃です。
つくばいに浮く紅葉のグラデーションが綺麗です。
園内に入ると「御幸門」があります。
山荘です。
紅葉の真っ盛りです。
静かな佇まいです。
庭園内には、小川が流れています。
かふぇ楊梅亭(やまももてい)です。
紅葉の小径を進みます。
ちょっとした気配りが憎いですね。
日舞の人でしょうか…
交代でポーズをとりながら写真を撮っていました。
鮮やかな紅葉です。
茶室前の縁側で休んでいたら、四阿(あずまや)で先ほどの女性がお仲間と自撮りしていました😄
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前回、ここに来たのは5年前のことです。
驚いたことに、たった5年で前回なかったものが2つできていました。
一つ目は、「恵観の水占い」です。
一条恵観山荘は、神社仏閣ではありませんが、おみくじみたいなものが結ばれていました。
「恵観の水占い」というらしいです。
入園料を払った場所で、200円で占いの紙を買い、門を入ります。
ここも綺麗な庭です。
一角にあるつくばいに占いの紙を浸すと文字が浮かび上がるそうです。
それを先ほどの結所に納めるか持ち帰るのだそうです。
二つ目は、茶室の造りです。
最近、床や卓に外の景色が映し出されるリフレクション(反射)が流行っていますよね。
5年前は、普通の茶室でしたが、
今回は、床もみじのようになっていました。
おっお~👏👏👏
暑い夏が長く続き、二季の国になってしまうとも危惧される昨今。
束の間の美しい紅葉を堪能することができました。