神奈川の紅葉の見頃は、11月下旬から12月上旬。
一面、真っ赤な紅葉、というスポットは私の知る限りではありませんが、
周囲の風景と相まって、風情のある景色を楽しむことができます。
「鶴岡八幡宮」と「宝戒寺」を先日、回ってみました。
目 次 🍁
鶴岡八幡宮
鎌倉の守り神、武士の守り神として、鎌倉時代に精神のよりどころとなっていたのが「鶴岡八幡宮」です。
ここの紅葉は、源氏池を囲む回遊式庭園が綺麗です。
この日は、庭園が閉園していたため、柳原神池に行ってみます。
行ったのは、平日のお昼ごろですが、いつ来ても人がいっぱいいます。
かつて、本宮(写真上部の建物)へ向かう途中に樹齢一千年ともいわれる「大銀杏」がありました。
鎌倉幕府第3代将軍・源実朝を暗殺した公暁が隠れていたとも伝えられています。
その大銀杏が、2010年(平成22年)3月10日未明、強風により倒れてしまいました。
再生の取組みが行われ、根元から幹を切り離し、元の場所の隣に植え、根の上には若木が出るように処置されました。
あれから10年ちょっと。
若い木が育ち始めていました。
👇赤丸が幹を移植した所、黄色丸が根があった部分
力強い生命力を感じます。
本宮への階段から見たところです。
本宮にお参りした後、
柳原神池に向かうとカエデの一部が紅葉していました。
宝戒寺
この地は、鎌倉幕府の執権・北条氏の屋敷があった場所とのことです。
新田義貞の鎌倉攻めにより、この地の南東で、最後の執権・北条高時をはじめとした一族が最後を遂げました。
(冒頭のグーグルマップに「北条高時腹切りやぐら」という場所があります。)
滅亡した北条氏の霊を弔い、また、修行道場とするため、後醍醐天皇が足利尊氏に命じて、建立したのが「宝戒寺」とのことです。
拝観料300円を納め、境内に入ります。
本堂です。
境内には、お堂がいくつもあります。
梵鐘の方へ行ってみます。
カエデの木がありました。
一部は、紅葉していますね。
紅葉だけを楽しむには、ちょっと寂しいですが、
歴史的背景に思いを巡らしながら眺めるとき、
違った景色が見えてくるような気がします。