楽しいこと、嬉しいこと‥
ときに、辛いこと、悲しいこと‥
様々な想いを抱いた人々を乗せて走る鉄道。
そんな鉄道の「終着駅」というのは、なぜか情緒深いものがあります。
そして、終着駅にあるのが、「車止め(くるまどめ)」と「車止標識」。
「車止め」は、列車が進行することを物理的に止めるための施設、
「車止標識」は、この先にレールがないことを表示する鉄道標識です。
今まで、いろいろな終着駅を利用してきましたが、この二つの存在は気に留めずに過ごしてきました。
先日、江ノ電・鎌倉駅で偶然見つけた「車止め」と「車止標識」。
「車止め」の魅力を再発見した瞬間でした。
「車止め」が醸し出す情景を記録しておきたい、
そんな想いで「鉄道・車止め」シリーズをスタートします。
終着駅は、終点というだけではありません。
新たな出発点でもあります。
久々の新シリーズ!
いつまで続くか楽しみです👨✈️
目 次 🚋
江ノ電
「江ノ電」は、江ノ島電鉄(株)が運行する路線「江ノ島電鉄線」の略称です。
起点の藤沢駅と終点の鎌倉駅の15駅を37分で結ぶ約10㎞の路線です。
(江ノ電HPから借用)
1902年に藤沢駅から江ノ島駅が開通し、1910年に鎌倉までの全線が開通しました。
ときには人家の間や路面を走り、湘南海岸や江の島を望み、名刹の近くをゆったりと走る姿は人々を魅了します。
藤沢駅を出発した江ノ電は、腰越を抜けると海岸線に出て、七里ヶ浜の近くを走り、
稲村ヶ崎の近くを通ります。
極楽寺辺りから次第に進路を内陸に変え、長谷寺近くの「長谷駅」を通り過ぎれば、
(長谷の灯かり2019にて)
鎌倉駅が見えてきました。
鎌倉駅
鎌倉駅は、江ノ電の終着駅であるとともに、JR横須賀線(湘南新宿ライン含む)の駅でもあり、両線は構内で繋がっています。
鎌倉駅前の観光スポットである小町通りは、通称「表口」と呼ばれる東口から近く、
市役所側の西口は、「裏口」とも呼ばれ、東口とは一味違った情緒深い街並みが広がります。
鎌倉駅の車止め
鎌倉駅に停車した電車からは、多くの人が改札に向かって歩いていきます。
最近では、外国人観光客が戻った影響もあり、平日でも混雑しています。
ふと、線路に目をやると‥👀
かわいい💕
カエルの親子が乗った「車止め」と「車止標識」です。
利用客の無事と安全を祈り、「無事カエル」の意味を込めて、いつの頃からか置かれているようです。