江ノ電の「稲村ヶ崎駅」と「極楽寺駅」の間にある極楽寺検車区。
江ノ電に乗っていても、見過ごしてしまいがちな場所ですが、
線路から伸びる複数の引込線は、鉄道ファンならずとも興味を惹かれます。
ここには、かつて活躍した「タンコロ」も保存されているそうです。
目 次 🚋
極楽寺検車区
藤沢駅から江ノ電に乗って、極楽寺駅に近づくと、左手に「極楽寺検車区」が見えてきます。
よくよく気を付けてないと見過ごしてしまいます。
こうして見ると、なかなか奥が深そうな場所ですね。
極楽寺検車区は、江ノ電唯一の車両基地で、江ノ電の鉄道車両の整備や洗車はここで行われるそうです。
車庫機能も備えていて、昭和55年に引退した可愛らしい「タンコロ」もここで動態保存(動かせる状態で保存)されているとのことです。
見に行く
駅を出て、右手に進み、路地を右折します。
すぐに、車庫が見えます。
敷地外から見たところです。
1000形が停まっていました。
来た道に戻り、少し南に進み、右折します。
道路から、極楽寺検車区が見えます。
先ほどの1000形が見えます。
500形がやってきました。
タンコロ
1931年(昭和6年)から1980年(昭和55年)に活躍したのが「タンコロ」です。
高度経済成長が始まり、江ノ電も2両又は4両編成が主流となってきた時代に、「単車(一両編成)」で走っていたことから、「タンコロ」と親しまれたそうです。
100形108号車「タンコロ」はここで動態保存され、第二の人生を送っています。
同じ時期活躍した107号車は、現在、鎌倉海浜公園(由比ガ浜地区)で静態保存されています。
極楽寺検車区で、毎年行われている「タンコロまつり」で一般公開されています。
コロッとして可愛らしい「タンコロ」は、今でも多くの人に愛されています。
湘南・藤沢と古都・鎌倉をガタンゴトンとのんびり走る江ノ電。
そんな江ノ電は、鉄道ファンのみならず多くの人を魅了しています。
検車区での地道な整備などが、その姿を支えているんですね。