「ドラえもんたちのいる駅」を訪ねて、川崎市多摩区にある小田急「登戸駅」に行ったときのこと。
川崎市は、神奈川県の北東部に東西に長く位置する市で、
多摩川を挟んで、東京都と接しています。
グーグルマップで「登戸駅」を確認していたら、
駅から数分の多摩川の岸辺に「登戸の渡し跡」なるものを見つけました。
多摩川の岸辺から、多摩川を見たことがないので、立ち寄ってみました。
目 次
多摩川
多摩川は、山梨県塩山市の笠取山を水源とし、東京都、神奈川県を流れて東京湾へとそそぐ、全長約138㎞の一級河川です。
下流は、東京都と神奈川県の都県境となっており、神奈川県側は、東西に長く伸びる川崎市が東京都と接しています。
川崎の名前は、「多摩川のさき」から由来するとも言われています。
個人的には、東京方面に行った帰り、多摩川を渡ると
神奈川に帰ってきたなぁ‥
と、なんとなく思い入れのある川です。
登戸の渡し
「登戸の渡し跡」は、登戸駅から数分のところです。
登戸駅を出発します。
少し行くと
「登戸の渡し跡」に着きます。
かつては、川を往来する手段は「渡船」が中心で、
多摩川にもいくつかの「渡し場」がありました。
「登戸の渡し」もその一つです。
船に自転車をのせています。
大きな川でも橋が架けられる時代となり、その役割を終えて「渡船」は廃止されました。
「登戸の渡し」も1952年(昭和27年)に廃止されました。
ちょうど、小田急の鉄橋に電車がやってきました。
下流の右手には、川崎の武蔵小杉周辺にタワーマンションが林立しています。
初めて立つ、多摩川の岸辺。
川を渡る風に吹かれて、
なんとなくオセンチな気分になりました。
都県境はどこかな?
幅広い多摩川をぼんやりと眺めながら、
この川が、東京都との境なんだなぁ‥
と思っていた時、
でも、都県境はどこなんだろう🙄
と、素朴な疑問が湧いてきました。
ネットで調べて見ると、
「登戸の渡し」付近は、都県境が「くねくね」していることで有名なようです。
川の手前に東京都が食い込んでいたり、
はたまた、川の向こうが神奈川県であったり。
念のため「国土地理院」の地図でも調べて見ましたが、この近辺の都県境は、確かに入り組んでいました。
もともと、川は大雨などで流路を変えるため、それが原因の一つのようです。
いろいろな歴史的な経緯もあるのでしょうね。