東海道本線「小田原駅」の一つ東京寄りの駅、「鴨宮駅」(小田原市)。
しかし、これまで一度も下車したことがない駅です。
その「鴨宮駅」は、今ではビジネスや旅行に欠くことができない新幹線の発祥の地であることをつい最近知りました。
近くにある駅にもかかわらず、その事実を知らずに過ごしてきたことに、今更ながら驚くばかりです。
先日、新幹線の誕生の歴史を追って、鴨宮駅を訪ねてみました。
目 次 🚅
モデル線区
1964年(昭和39年)10月の東京オリンピック開会直前に、東京大阪間で開業した世界初の高速鉄道「新幹線」。
当時は、「夢の超特急」とも呼ばれました。
新幹線計画は、戦前から練られていたようですが、
実用化のために試験用区間として設けられたのが、
車両基地として「鴨宮基地」が置かれ、1962年から1964年にかけて、試験運行に取り組み、短期間での開業にこぎつけました。
それから、約60年、今や新幹線は、ビジネスや旅行に無くてはならない存在となっています。
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鴨宮駅の新幹線モニュメント
鴨宮駅のすぐ近くにある「鴨宮保守基地」内の新幹線線路脇には、
1974年に建立された「新幹線発祥之地」の記念碑があります。
しかし、この場所は、一般の人は立ち入ることができません。
唯一、見る方法は、東海道線の車窓からですが、
一瞬で通過してしまうため、見ることはほとんど不可能といわれています。
そのためもあってか、鴨宮駅南口ロータリーには、
2009年(平成21年)に、地元有志により建てられた
「新幹線の発祥地」のモニュメントがあります。
初代新幹線の0系を模しています。
かわいいですね。
新幹線発祥の地へ
では、「新幹線発祥之地」記念碑のある「鴨宮保守基地」に行ってみましょう。
中には入れませんが、様子だけみることにします。
駅の自由通路を通って、北口へと出ます。
北口商店街には、「新幹線発祥の地」の旗があります。
車が見える方に斜めに進みます。
新幹線の高架の手前を左折してすぐです。
「鴨宮保守基地」入口です。
道の先はゲートで塞がれています。
この中に、「新幹線発祥之地」記念碑があります。
ここまでくると、本物を見てみたくなりますね🤔
見る方法は、一つ。
東海道線の車窓からです。
しかし、見ることができる可能性はほとんどありません。
‥が、撮り鉄の血が騒ぎます。
1回だけチャレンジしてみましょう!
幻の記念碑
鴨宮駅に戻り、小田原方面に乗ります。
車窓にへばりつきます。
あっ!新幹線だ!
ないですね~
小田原駅に着いちゃいました🥺
Uターンしますが、ちゃんと改札を一回出て清算し、再び入ります。
東海道線の上りに乗ります。ラストチャンスです。
酒匂川の鉄橋を渡ります。
そろそろです。緊張しますね。
あっ! これだ!(黄色矢印)(たぶん‥)
(※もしも行く人がいたらMeijiの工場が目印です)
斜光で文字が全く判読できませんが、
「新幹線発祥之地」と書いてあるはずです。
一往復で、カメラに収めることができてラッキーでした(^^)v
このまま帰るとしましょう。