ここ数日、寒い日が続きますね。
桜の開花ももうすぐなのに、寒の戻りというやつでしょうか。
箱根町仙石原にある「箱根湿生花園」。
湿生地に生育する植物を中心とした植物園です。
冬季は閉園されますが、春の訪れとともに例年この時期に開園します。
その主人公は「水芭蕉」です。
春のひと時に姿を現すその可憐な花は写真の被写体としても魅せられます。
とある3月下旬、季節外れの雪が降りました。
春の訪れを告げる「水芭蕉」と雪の共演は絶好の写真のモデルです。
車にチェーンをはいて、箱根へと向かいました。
園内には雪が積もり、その中でひっそりと水芭蕉が咲いていました。
今では、箱根といえども3月下旬ともなれば雪はほとんど降らなくなりました。
そして、スノータイヤが一般的ではなく、タイヤにチェーンを巻いて車で箱根まで行った情熱には我ながら感心します。
当時だからこそ撮れた1枚かもしれません。
(スライドを業者がスキャンしてデジタル化)
【撮影データ】
[撮影年月]1999.3
[撮影地]箱根町・箱根湿生花園
[データ]<カメラ>ミノルタα507si<フィルム>ベルビア<レンズ>ミノルタAFズーム100-300㎜<絞り・シャッタースピード>f5.6+0.5オート