神奈川のご当地ラーメン「サンマーメン」の美味しいお店を訪ねる「サンマーメン探訪」。
シリーズ第6回は、足柄上郡・松田町にある中華食堂の老舗「丸嶋」です。
「松田町」と言っても、どんな所か分かりませんよね😅
神奈川県足柄上郡は、西丹沢の麓に広がる足柄平野の一角にあります。
(松田山から足柄平野を望む)
西丹沢と神奈川の西の玄関口・小田原市の中間に位置するのが、足柄上郡で、その中心地として栄えてきたのが「松田町」です。
小田急小田原線の「新松田駅」、JR御殿場線の「松田駅」があり、東名高速道路、国道246も町内を走り、交通の要衝でもあります。
「丸嶋」は、松田駅の駅前商店街の一角にあり、古くから親しまれてきた老舗中華店です。
横浜発祥の「サンマーメン」。
それが、こんな遠い神奈川県の西部・西丹沢の麓の中華食堂にまで浸透していることに、
神奈川のご当地ラーメン「サンマーメン」の底力を垣間見るようで、まさに「感動」すら覚えます。
なお、訪問したのは、河津「桜まつり」の行われていた2月下旬になります。
目 次 🍜
お店の紹介
【お店の名前】 丸嶋
【場所】 足柄上郡松田町松田惣領
【サンマーメンお値段】900円
【お店の概略】
JR松田駅から徒歩1分程度の駅前商店街の一角にあるお店です。
足柄上郡の中心地として栄えた松田の面影を残す中華料理店。席は、テーブルと小上がりという昔ながらのつくりです。
当日は、桜まつりが行われており、多くの観光客で賑わっていました。
昨今、レトロ感を演出する店が多くみられますが、この店は、自然とレトロ感が溢れだしています。
敬意を込めた意味で言わせていただくと、「田舎の中華料理店と侮るなかれ」です。
その味は、永年の伝統を引き継ぐ町中華の味です。
サンマーメンも、昔ながらの中華料理店の流れを汲む逸品です。
ただ、値段は、900円となかなか強気の設定です😅
【メニュー】
実食コーナー
【サンマーメン紹介】
スープを口にすると、鶏がらベースの優しい味、なぜか懐かしさが込み上げてきます。
あんかけの具材は、キャベツ、ニラ、もやし、ニンジン、豚肉。
あんの強度は、やや強め、砂糖は使用派の系統です。
麺は、中太縮れ麺で、コシが強く、あんかけと絡み合い美味しい。食べ進めるうちに、あんとスープが次第に一体化して、後を引く味に昇華してきます。
正直、田舎の中華料理店に、このような正統派サンマーメンが脈々と息づいていることに、サンマーメンの底力を思い知らされる逸品です。
あんかけのアップです。
具材は、もやしやキャベツを中心に、ニラが多く使われています。
スープです。
澄んだ鶏がらベースの醤油スープです。
麺です。
中太の縮れ麺が、強めのあんかけとよく絡み合います。
では、いただきま~す。
うん。
老舗の味♡
データ・分析
【麺】中太縮れ麺
【スープ】鶏がら
【あんかけ】
具材 豚肉、もやし、キャベツ、玉ねぎ、ニンジン、ニラ
甘み度 ★☆☆☆☆
あん強度 ★★★☆☆
ボリューム ★★★★☆