お正月を迎えるたびに、脳裏に深く潜んでいたフレーズが蘇ってきます。
おせちもいいけどカレーもね♪
ハウス ククレカレー ~~ ♪
メニュー(目次)🍛
「おせちもいいけどカレーもね!」とは?
1971年に発売開始されたハウス食品の「ククレカレー」。
1968年に先行して発売された大塚食品のボンカレーに後れをとっていたハウスが追撃を図るために起用したのが、当時大人気のキャンディーズ💕
可愛らしい歌声とともに「おせちもいいけどカレーもね!」のTVCMは、1976年から年末年始のお茶の間に流れ、YouTubeなどはなく、年末年始はテレビを見て過ごすという当時の人たちの脳裏深く入り込み、知らず知らずのうちに口ずさむようになっていきました。
ちなみに、ククレカレーとは、調理不要の「クックレス(Cookless)」が語源だそうです。
レトルトカレーの誕生
世界初のレトルトカレーは、1968に大塚食品が発売した「ボンカレー」です。
偉大な発明と言えるでしょう。
1973年に放送されたTVCM、笑福亭仁鶴さん扮する「子連れ狼の主人公・拝一刀」の「3分間待つのだぞ」というセリフも大流行し、この言葉も当時の人々の脳裏に深く刷り込まれてしまいました😅
このボンカレーを追撃したのが、キャンディーズのククレカレー。
TVCMの力は、当時は商品の選択肢があまりなかったこともあって、絶大な威力がありました。
レトルトカレーに想う
レトルトカレーの発売は、画期的な出来事でしたが、思えば「レトルトカレーの味」がしました。
どのような味かは、なかなか表現が難しいものがありますが‥
時が流れて、味も種類も進歩を遂げた現在、レトルトカレーの味はもはやインスタント食品の領域を超えたと言っても過言ではないでしょう。
最近目にするレトルトカレーで、コストパフォーマンスが最高レベルと勝手に思っているのは、ご存じ次の3つです。
1 S&B ホテル・シェフ仕様 ビーフカレー
ホテルやレストランのプロ向けに開発されたカレーソースをベースにした旨みがあふれるカレー。
2 ハウス プロクオリティ ビーフカレー
プロの調理人が時間をかけて調理したようなじっくり煮込んだ濃厚な味わいを楽しめるカレー。
3 日本ハム レストラン仕様カレー
レストラン厨房のように手間ひまかけた作り方で仕上げた本格的な味わいのあるカレー。
最近、遠藤憲一さんと山田裕貴さんのコンビで「プロクオリティ」のCMをよく見かけます。
「具が入っていないのにカレーなのか?」
と疑問を呈する弟子に、
「素人クオリティだな‥」
と応じる師匠。
私も、具がゴロゴロとしたカレーより、具が溶け込んだカレーが大好きです😄
上記の3つのカレーを押すのも、まさに、濃厚ソースが決め手となっているからです。
ビュッフェ以外で、ホテルでカレーを食べたのは、もう何十年前の事。
学生時代に、箱根に行ったときのこと。
何気なく食事に入った○○ホテル。
メニューを見て値段にビックリ👀
一番安かったカレーを注文しましたが、それでも当時で2,000円近くしました。
具は見当たらないのに、とても美味しかった、 と記憶しています。
時が流れ、100円前後でホテル・レストランの味が、家で楽しめる。
メーカー各社の努力に敬意を表したいと思います。