神奈川県の南部にある茅ヶ崎駅と北部にある橋本駅を結ぶJR相模線(さがみせん)。
潮風を感じる湘南の街・茅ヶ崎から、県の中央を流れる相模川に沿って、政令指定都市・相模原市の北の玄関へと北上します。
起点は茅ヶ崎駅、終点は橋本駅になります。
沿線には、いまだに田園風景も広がり、のどかな景色の中を単線で走り抜けます。
橋本駅は、相模線の他にJR横浜線、京王電鉄・相模原線が乗り入れるターミナル駅となっています。
以前、茅ヶ崎駅を終着駅とした記事を書きましたが、今回は「橋本駅」が終着駅です。
目 次 🚋
JR相模線
相模線は、茅ヶ崎駅(茅ヶ崎市)と橋本駅(相模原市)を結ぶ33.3㎞の路線です。
元々は「相模鉄道」の路線でしたが、戦時中、東海道線と中央本線を結ぶため国策として国有化されました。
単線であるために途中で列車交換(すれ違い)が必要であり、待ち時間が多く、日中だと1時間強かかります。
ちなみに、東海道本線ならば、同じ距離を約30分で移動できます。
地元自治体からは、複線化や列車交換施設の設置などが要望されていますが、なかなか難しいようです。
橋本へ
茅ヶ崎のシンボル「烏帽子岩」のモニュメントがあるのが相模線のホームです。
車両の青い線は、神奈川の母なる川・相模川をイメージしています。
先頭車両に乗ります。
相模線特有の単調な景色の中をまっすぐ線路が続きます。
タワマンが見えてきました。海老名駅です。
駅から、「ららぽーと」が見えます。
車内から都会らしい景色が見られるのは、相模線ではこの駅くらいです😄
海老名駅を出ると、のどかな景色に戻ります。
大きな建物が見えてきましたが、ここは上溝駅(相模原市)周辺です。
茅ヶ崎駅を出発して1時間強、「橋本駅」が見えてきました。
右側に見えるのは、横浜線の車両です。
橋本駅に到着です。
橋本駅の車止め
橋本駅で降りました。折り返し運転のため、電車の行き先は茅ヶ崎に変わっています。
橋本駅には、「車止め」はありません。
横浜線と名を変えて八王子駅まで続いているためです。
左手に京王電鉄・相模原線の橋本駅が見えます。
東京都の調布駅を通り、新宿まで繋がっています。
橋本駅前
橋本駅の北口は、縁あって30代の頃はよく来ましたが、数十年ぶりに来ました。
駅前にはタワマンも建っています。
ミニ駅ビルの「味の食彩館はしもと」です。
駅直結の商業施設「ミウィ橋本」です。
ご無沙汰していた間に大きく変わっていました。
そして未来へ
さらに変貌を遂げつつあるのが、南口駅前です。
リニア中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」の建設が進んでいます。
(JR橋本駅構内から撮影)
昨年の6月に工事現場を一望できる「さがみはらリニア広場」がオープンしました。
この場所には、かつて県立高校がありましたが、新駅建設のため5年ほど前に移転しました。
リニア中央新幹線は、東京-大阪間約438㎞の路線で、時速500㎞で走行する超電導リニアが約67分で結びます。
(神奈川県HPから借用)
全長の約9割がトンネルの中を走ります。
東京-名古屋間が先行開業する予定です。
(神奈川県HPから借用)
20年ほど前、リニア実験線に乗る機会がありました。
時速500㎞といっても、トンネル内ではその速さを実感しにくかった記憶があります。
6年前に山梨県の「笛吹桃源郷」に桃の花を見に行ったときに、リニアの実験線がありました。
それから6年。
リニアの時代も、もうそこまで来ています。