梅雨時に咲き、雨が似合う花といえば、
「紫陽花」と「あやめ」ではないでしょうか。
雨が降る中を可憐に咲くこの二つの花は大好きです。
たぶん、私自身が6月生まれということもあるのでしょう。
以前から、ずっと見てみたいと思っていた「水郷潮来(いたこ)」(茨城県潮来市)のあやめ。
先日の土曜に初めて訪れることができました。
目 次
水郷潮来
茨城県南東部に位置し、周囲を「霞ヶ浦」「北浦」「常陸利根川」で囲まれた「水郷潮来」。
潮来市は、古くから利根川水運の要所として栄えた人口約2万7千人の市です。
橋幸夫さんのデビュー曲「潮来笠」は、作詞家の佐伯孝夫氏が、その情景にひかれて作り上げた曲と言われています。
JR潮来駅の近く「水郷潮来あやめ園」では、この時期、色とりどりのあやめが咲き誇ります。
潮来へ
東京方面から潮来駅へは、JR成田線を佐原駅(千葉県香取市)で、JR鹿島線に乗り換えます。
改札の近くを通ったら、「チーバくん」がいました。
0番ホームから、鹿島線に乗ります。
1~2時間に1本となかなかのローカル線です。
しばらく行くと、利根川を渡ります。
川幅が広いです。
まもなく、潮来駅に到着です。
潮来駅の改札では、お嬢さんがお迎えしてくれました。
潮来駅から、徒歩約3分で、あやめまつりの会場「水郷潮来あやめ園」です。
水郷潮来あやめ園
「水郷潮来あやめ園」は、利根川水系「前川」沿いにある約1.3haの公園です。
公園の上空に架かる「水雲橋」の東西に、
この時期、約500種100万株のあやめ(花菖蒲)が咲き誇ります。
水雲橋の西側から見た景色です。
同じ地点から、西側を見たところです。
綺麗なあやめです。
水雲橋のたもとには、「潮来花嫁さんの像」があります。
すぐ近くには、「潮来の伊太郎像」もあります。
水雲橋の東から見た景色です。
黄色のあやめが鮮やかです。
少し橋に近づいた景色です。
水雲橋に登って東側を望みます。
さらに行くと前川の上に行きます。
観光客を乗せた「ろ舟」が見えます。
あやめまつり
潮来を代表する「あやめまつり」。
今年は、5月20日~6月19日に開催されています。
いくつかのイベントは、コロナ禍の中で中止となっていますが、
今年、3年ぶりに復活したのが「嫁入り舟」です。
水上交通が生活に密接不可分であった江戸時代から昭和30年前半までの様子を
昭和60年代にイベントとして行うようになったそうです。
参加するのは、リアルカップルで、公募による29組が期間中に参加するようです。
前川の上流から花嫁さんがやってきました。
川沿いで見ていた人たちは、拍手で迎えます。
水雲橋の先でUターンしてきます。
船着き場で、花婿さんのエスコートで、船から上がり、
二人揃って一礼します。
この後、あやめ咲く園内を歩き、「潮来花嫁さんの像」から人力車で出発地の「水郷旧家磯山邸」に向かうそうです。
長い間、見てみたかった「水郷潮来」のあやめ。
色とりどりに咲き誇る可憐な花たちは、とても綺麗でした。
そして、リアルカップルの新たな門出に立ち会うことが出来て微笑ましい気持ちになりました。