定年退職後は、食欲や物欲といった煩悩と離れ、歴史や文化に向き合う時間も持つようにしたい。
いろいろ、考えて、探して、巡っていきたいと思います。
ということで、今回は、「プチ歴史探訪」として、二宮尊徳翁(若いときは、二宮金次郎)をお祀りする「報徳二宮神社」(小田原市)に行ってきました。
本日のメニュー(目次)⛩
「報徳二宮神社」って、どこにあるの?
エリアというのは、外から見る限り、お城の敷地の一角としか思えないためです。
小田原城には、桜、北條五代まつり、おでんサミット、御感の藤(みごとな藤棚です)、紫陽花と見所が多く、年に何回か行っており、これまで通算、何十回となく行きました。
ところが、「報徳二宮神社」の入り口前は何回も通っているのですが、境内に入るのは今回が初めてです。
一歩足を踏み入れると、そこには、これまで全く知らなかった「ミラクルワールド」が開けていました。
今回、行ってみようという気になって本当によかった~♪
人間て、ホントに意識して行動しないと、同じことを漫然と繰り返して、新しいことにチャレンジしてみないものなんですね。
(私だけ‥か?)
二宮金次郎って、誰?
境内には、薪を背負いながら読書をするお馴染みの「二宮金次郎」の像があります。
昔は小学校の校庭に、この像は必ずありましたよね?
今は、どうなんでしょうか。ただ、街中でも見かけるので、誰しも一度は見たことがありますよね?
今に至るまで、「薪を運びながらも寸暇を惜しんで学業に励み、身を立てよ」というイメージだけは残っていますが、何をした人物か?となると、端的にうまく説明できる人はそんなにいないですよね。
二宮尊徳って、誰?
境内には、金次郎が長じて、「二宮尊徳」になったころの像もあります。
ご立派に成長されています。
江戸時代後期の農政家・思想家。
「報徳仕法」と呼ばれる独自の方法と理念で、小田原藩や日光神領などを含む、多くの諸家諸領の復興に尽くした。直接・間接的に指導した農村は六百余りにものぼる。
とにかく、すごく偉かった人物のようです。
<印象に残った教えの一つ>
「遠きをはかる」 ← 検索するとすぐ出てきます。
遠い先のことを考えるものは富み、近まのことばかり考えるものは貧乏する
これは、分かりやすいです。
お参りします。
入り口の案内板と鳥居です。
鳥居をくぐり、階段を進むと、また鳥居があります。
さらに行くと、鳥居があり、その先が本殿です。
本殿でお参りします。
これまで、人が誰も写っていませんが、平日にもかかわらず、インバウンドの方も含め結構人がいました。
小田原城側の入り口です。
この鳥居の前を、私、これまで何十回と通りましたが、まさか、この中にこんなに由緒ある神社(後述のグルメワールドも含めて)が存在しているとは思ってもみませんでした。
なんか、美味しいものはないの?
(歴史は、分かったから、なんか美味しいものはないの~?)
はい、はい。
ありますよ♡
お待たせしましたね。
(なんか、いつものトーンに‥)
境内の中に戻りましょう。
境内には「杜のひろば」というのがあり、「きんじろうカフェ」と「Café 小田原柑橘倶楽部」というのがあります。
お土産も売っています。
ユーモアのセンスがある神社ですね。
御祭神にスマホを背負わせちゃうとは‥。
「Café 小田原柑橘倶楽部」でお茶にします。
テラスは、緑に囲まれたステキな所です。
フルーツティー 660円(税込み)をお願いしました。
ホントに、綺麗なお茶ですね。
小田原産のミカンやレモンなどを使った農商工連携の究極の一杯です。
お茶をいただいて一息ついて、お店を後にしました。
鳥居に向かう途中、建物の中で、何やら美味しそうなものを食べている人たちが窓から見えました。
入り口を探してみると、なんとレストランが‥
どうやらここは、隠れた「グルメワールド」だったようです。
小田原駅での再会
帰り道、小田原駅に着くと‥。
お~っ、金次郎さん。
こんにちは!
ここにもいたんですか~!
いつも、おつかれさまで~す!
なんか、さっきは本読んでたけど、こっちは通行人に微笑んでいるぞ。
サービス精神が旺盛なんだから~❣
また、来るからね~!