箱根を代表する観光スポット「芦ノ湖」。
その湖畔に建てられた朱色の鳥居は箱根観光のビュースポットの一つです。
芦ノ湖を訪れたことがある人は、誰しもその姿を見たことがあるのではないでしょうか。
(箱根町HPから借用)
箱根の強羅や仙石原方面から、湖畔の元箱根方面へと車で向かう際、この鳥居がある箱根神社の近くを幾度となく抜けました。
けれど、箱根神社には、一度も行ったことがありませんでした。
先日、初めて「平和の鳥居」と呼ばれる朱色の鳥居がある箱根神社に寄ってきました。
目 次
箱根神社
古くから山岳信仰の対象であった箱根山。
関東総鎮守箱根権現として崇敬されてきました。
箱根神社は、奈良時代の757年、箱根山に入山した「万巻(まんがん)上人」により、
現在の地に箱根権現を祀る社殿として建立されました。
坂上田村麻呂、源頼朝、執権北条氏や徳川家康など武家の崇敬を集めたことでも知られています。
平和の鳥居
芦ノ湖の湖上にある鳥居が「平和の鳥居」と呼ばれているものです。
(箱根町観光協会HPから借用)
サンフランシスコ講和条約の締結と上皇陛下の立太子を記念して、建立されたものです。
額字の「平和」の文字は、吉田茂元首相の揮毫になります。
湖沿いの歩道から見たところです。
奥の方に人が繋がっているのは、鳥居の下で記念写真を撮る順番を待っているためです。
遊覧船がやってきました。
映え写真が撮れそうですね😄
老杉の参道
では、本殿に参詣に行きましょう。
第四鳥居です。
手水舎です。
源頼朝が挙兵した際、箱根神社から授けられたお守りで三度の難を逃れたそうです。
さらに杉並木の参道を登ります。
樹齢6~8百年を超える杉だそうです。
鳥居をくぐると、
左側が箱根神社の本殿、右側が九頭竜神社の新宮です。
箱根神社本殿
箱根神社の本殿でお詣りします。
苔むす立派な狛犬です。
九頭竜神社(新宮)
箱根神社の右手に九頭竜神社の新宮があります。
新宮の前には霊水「龍神水」が湧出しています。
九頭竜神社は、芦ノ湖の守護神・九頭竜大神を祀る神社で、芦ノ湖畔に本宮が、
そして箱根神社の境内に新宮があります。
箱根神社と九頭龍神社の「両社参り」をするとよりご利益があるとのことです。
お詣りしてきました。
箱根の一角の静寂な森の中に、長い歴史を刻む荘重な空間があることを初めて知ることができました。