明後日は、「山の日」。
国土の約75%を山地が占める日本。
山は清流を生み、大気をつくり、地球に暮らす生命に様々な恩恵を与えてくれます。
先月の「海の日」には、海を称える記事を書きました。
私のブログの記事は、圧倒的に「海」に関するものが多いです。
しかし、私の人生は、「山」との関りが大半を占めています。
これまでの山と歩んだ歳月を記させていただきます。
目 次
山岳部時代
山との本格的な付き合いの始まりは、高校時代まで遡ります。
中学と比し、高校になると部活動の選択肢も格段に広がります。
選んだのは、「山岳部」です。
山岳部は、文化部と勘違いされることもありましたが、バリバリの運動部です。
部活動の最大の目標は、夏の一週間に渡る「日本アルプス縦走」。
テントや1週間分の食料など20数㎏を背負って山を登るのはなかなか過酷なものでした。
日頃の部活動は、そのための体力づくりのトレーニングで地味なものです。
甲斐あって、夏山合宿で3000メートル級の雄大な山々を目の当たりにし、
高山植物と出会えたのも貴重な経験となりました。
壮年期
大学進学後は、ハードな山登りからは引退し、自然の中に出かけるサークルを立ち上げました。
宿泊は、山小屋やコテージ。
バックパック1つでお気楽な自然散策に変わりました。
就職してからも、山や高原好きは続き、毎年夏には長野県へと出かけていました。
白馬、乗鞍、上高地、美ヶ原、志賀高原、安曇野、軽井沢などなど。
移動手段は車に、宿泊はペンションやホテルへと変わっていきました。
その後、写真が趣味に加わり、このブログで掲載している拙作を撮ったのもアラフォーの頃です。
仕事に集中した頃
40代半ば頃から、年相応に仕事の責任も増してきました。
まだ、「働き方改革」などはなかった時代です。
理不尽・不条理がまかり通るサラリーマン生活。
ほとほと嫌気がさし、早期退職を真剣に考えましたが、生活のために耐え忍びました。
オンオフが下手な性格もあり、次第に遠出をしなくなりました。
この頃は、夏の旅行といえば、箱根への1泊旅行くらいでした。
節約旅行開始
定年まであと数年、と先が見え始めた50代後半。
日本国内でも行ったことがない場所が沢山あることに愕然とし、出会いと発見を求めて「節約旅行」を始めました。
そこでも、多くの山と出会いました。
(2017.8 山形県「山寺」)
中央本線の車窓から望む南アルプスです。
(2020.1 山梨県・長野県「甲斐駒ヶ岳」)
移動手段も、飛行機・電車・バスなどの公共交通機関に変わりました。
(2020.10 鹿児島県「桜島」)
特急「やくも」の車窓から見る鳥取県の「大山」です。
(2022.4 鳥取県「大山」)
九州横断特急の車窓から眺める阿蘇山です。
(2023.4 熊本県「阿蘇山」)
日本の観光スポットというのは、山岳信仰や山岳仏教の影響もあり、「山」にかかわる所が多かったと感じます。
(2017.12 福井県「永平寺」)
(2018.5 滋賀県「比叡山延暦寺から望む琵琶湖」)
(2021.12 和歌山県「高野山金剛峯寺」)
(2024.3 岩手県「中尊寺金色堂」)
ブログを始めてから、神奈川のニッチな場所を尋ねる「ぶらり旅」シリーズを始めました。
振り返ると「山」にかかわる場所も結構あります。
秦野市にある「まほろば大橋」から望む丹沢山塊です。(2021.7)
高校時代にボッカ訓練をした山です。
小田原-南足柄を結ぶ大雄山線の車窓からみた矢倉岳です。(2021.3)
見事な紅葉は、箱根の山ならではです。(2023.11)
春には、山北町の桜のトンネルを御殿場線が走り抜けます。(2021.3)
葉山町の森戸海岸から望む日本を代表する「富士山」です。(2022.3)
美しい海と荘厳な富士山、どちらも素敵な自然の景色です。
こうしてみると「海」「山」にとらわれず、自然が好きなのだと思います。
これからも歳相応に自然と関わりあえる生活ができたらいいな…