晴れの日も雨の日も海を照らし、行き交う船舶の道標となっている灯台。
何故かひきつけられるものがあります。
港の防波堤に建つ「赤灯台・白灯台」(防波堤灯台)は、日ごろ目にすることも多く身近な存在です。
そして、岬などにそびえたち遥かに海を見渡す白亜の灯台(沿岸灯台)は、凛々しさを感じます。
三浦半島の南端にある城ヶ島(神奈川県三浦市)は、海の難所でもあり、古くから灯台が設けられたところです。
現在も、島内には、「城ヶ島(じょうがしま)灯台」と「安房埼(あわさき)灯台」が活躍しています。
先日、車で、2灯台を巡ってきたので、今回は「城ヶ島灯台」をご紹介します。
目 次 🚢
城ヶ島
三浦半島の南端にある人口約4万人の三浦市は、農業と漁業が盛んな地域です。
三方を見渡す限りの海と荒々しい岩に囲まれており、自然環境にも恵まれた風光明媚な所です。
島に入ってすぐの所に、「北原白秋」の「城ヶ島の雨」の歌碑があります。
上は城ヶ島大橋です。
白秋は大正2年5月から10か月ほど、三浦に居を構えていました。
短い期間でしたが三浦をこよなく愛し、この歌は梁田貞の作曲で同年に発表されたものです。
南側は、三崎漁港です。中央に富士山が見えます。
城ヶ島灯台
「城ヶ島灯台」へは、島の西部にある駐車場から徒歩5分ほどです。
懐かしい感じのお土産屋さんの中を行きます。
残念ながら、シャッターの閉まったお店も多いです。
階段を登っていくと広場があります。
広場には「海への祈り」像が建っています。
海の安全を祈り、海で遭難した人々を顕彰すると記されていました。
上部のアップです。
「城ヶ島灯台」は、明治3年にフランス人技師ヴェルニーの設計により日本で5番目の西洋式灯台として初点灯しました。
初代が関東大震災で倒壊したため、現在のものは、昭和2年に再建されたものです。
近付いてみると、灯台に城ヶ島海岸と富士山の絵が描かれていました。
敷地を出て少し行った所から見たものです。
海を望むと千畳敷のような磯が迫っています。
城ヶ島の周囲はこうした岩で囲まれています。
観光橋
付近には、岩場の上に橋が整備され、海や海岸を間近に楽しむことができる「観光橋」があります。
進みます。
真ん中の船の辺りに富士山が見えます。
綺麗な海です。