昭和の伝説的歌姫、山口百恵。
百恵さんは、幼少時を横浜で、小学校2年からデビューするまでを横須賀で過ごしました。
その百恵さんの歌手人生の大きなターニングポイントとなったのが、
1976年6月にリリースされた「横須賀ストーリー」でした。
その前年に大ヒットしたダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」。
その曲を作った阿木燿子(作詞)・宇崎竜童(作曲)氏サイドに、百恵さんサイドから作曲依頼があったと言われています。
阿木燿子さんは横浜出身で、また、ご両親が晩年過ごした横須賀が第二の故郷とも言われています。
横浜、横須賀の両方を知る阿木燿子さんは、かつて、
「同じ港町でも横浜は明るい街。横須賀は軍港でもあり、軍艦も停泊していてどこか陰があった」
「そのイメージが、陰があるともいわれた百恵さんとオーバーラップした」と『横須賀ストーリー』の誕生の裏側について語ったそうです。
(間違っている点があったらゴメンナサイm(__)m)
季節は、バラが綺麗な時。
港の風に吹かれながらバラを見たいな‥。
神奈川県内でも、バラの名所はいくつかありますが、
港も見ることができる名所というと、
横浜の「港の見えるが丘公園」と横須賀の「ヴェルニー公園」位しか思い浮かびません。
今年は、例年よりもかなり早めに梅雨に入った地域も多く、雨の日が続きます。
先日、出かけたついでにちょっと足を延ばし、雨の中を横須賀駅に近い「ヴェルニー公園」に行ってきました。
目 次
JR横須賀駅へ
JR横須賀駅へは、横須賀線で行きます。
到着して、駅舎を出ます。
スカレーちゃんが、カレーを持って歓迎してくれます。
*スカレー:横須賀のご当地グルメ「よこすか海軍カレー」の公式キャラクターです。
横須賀は、「カレーの街」でもあるんです。
駅の敷地から道路を渡れば、そこが「ヴェルニー公園」です。
ヴェルニー公園
「ヴェルニー公園」は、横須賀本港、海上自衛隊横須賀基地、アメリカ海軍横須賀基地に囲まれた2.6ヘクタールの市立の都市公園です。
園路や花壇はフランス様式を取り入れ、園内には、約2,000本のバラが植えられており、春と秋には綺麗に咲き誇ります。
公園の名前は、幕末から明治にかけて、横須賀造兵廠をはじめとする近代施設の建設を指導したフランス人技師のフランソワ・レオンス・ヴェルニーに由来します。
園内を散策
公園に入って、真っ先に目に入るのが、自衛隊の護衛艦です。
右手には、潜水艦も見えます。
この公園に10年ほど前、初めて来たときは、護衛艦や潜水艦がこんな近くに見えることに少し驚きました。
<ヴェルニー記念館>
ヴェルニーの功績や横須賀製鉄所で使われたスチームハンマーなどが展示されています。
ブルターニュ地方の住宅の特徴である急傾斜の屋根と石の壁でできています。
<さくらの広場①>
春には桜が楽しめます。
横須賀市の姉妹都市・ブレスト市があるフランスのブルターニュ地方の明るく活気のある港町をイメージしたカフェレストラン「コルセール」があります。
<逸見波止場衛門跡>
旧横須賀軍港逸見門の衛兵詰所です。
明治末期から大正初期に作られたようです。
<開明広場>
近代日本の礎を築いたヴェルニーと江戸時代の幕府勘定奉行・小栗上野介忠順の像があります。
<フランス式花壇>
園内は幾何学的なフランス式庭園の形式で作られています。
<さくらの広場②>
ここでも、桜が楽しめます。
また、横須賀に縁のある「軍艦長門碑」や「正岡子規の歌碑」などの石碑が設置されています。
<ティボディエ邸>
旧横須賀製鉄所副首長だったティボディエの官舎を「よこすか近代遺産ミュージアム」として復元したものです。
ヴェルニー公園は、ここまでです。公園の南側から望んだ景色です。
綺麗なバラたち
公園内に植えられた約2000本のバラは、フランスの品種を中心として、日本、アメリカ、ドイツなどの品種もあります。
そのうちのいくつかの写真をお届けして、今回はこれで失礼します。