青空のスローな生活

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瑞穂橋梁(横浜市神奈川区)~日本初の溶接鉄道橋

横浜みなとみらい21地区の北東約1㎞に位置する「瑞穂ふ頭」(横浜市神奈川区)。

 

横浜港のビュースポットの一つである風力発電所「ハマウィング」があるところです。

 

外国貿易埠頭として1925年に着工、1945年に完成しましたが、戦後、進駐軍に接収され、現在はふ頭の大半を在日米軍が使用しています。

 

横浜ノース・ドック(通称「ノース・ピア」)と呼ばれている所です。

 

京浜臨海部の鉄道貨物輸送を担った高島線の専用線も敷設されていましたが、同時期に接収されました。

 

そして、瑞穂ふ頭と陸側を結んでいたのが日本初の溶接鉄道橋である「瑞穂橋梁」です。

 

鉄道橋は、2021年に日本に返還されました。

 

赤く錆び付いたその姿は、鉄道遺産ともいえる存在でしょう。

 

 

目 次 

 

村雨橋

「瑞穂橋梁」は、JR東神奈川駅から南東に約1㎞の距離にあります。

 

幹線道路を進みます。

 

少し行くと「村雨橋」(むらさめばし)があります。

 

1972年8月、米軍相模総合補給廠(相模原市)でベトナム戦争により破損した戦車が修理された後、再び積み出すために横浜ノース・ドックへと向かっていました。

 

当時の飛鳥田市長が、車両制限令に違反することを理由に人垣を築いて通行を阻止した「村雨橋事件」があった場所です。

 

熱い時代でした。

レンガ造り暗渠

少し進むと横浜市の下水処理施設「神奈川水再生センター」があります。

 

入口には、「レンガ造り暗渠」が展示されています。

1884年(明治17年)に関内の外国人居留地に敷設されたレンガ造りの下水管の一部だそうです。

 

瑞穂橋(道路橋)が見えてきました。

 

千鳥橋踏切

さらに進むと入江川に架かる千鳥橋があります。

 

横浜駅方面です。

 

鶴見方面です。

 

千鳥橋を渡るとすぐに、高島線の「千鳥橋踏切」があります。

 

桜木町方面です。

 

鶴見方面です。

黄色の丸く囲んだ辺りから、瑞穂ふ頭へと繋がる支線が分岐しています。

 

ちょうど高島線を走るJR貨物の列車がやってきました。

 

近いですね~😄

 

瑞穂橋梁

さらに行くと左手に高島線の引き込み線があります。

 

フェンスでよく見えませんが、

 

金網から覗くと線路があります。

 

直進した先が瑞穂ふ頭です。

 

瑞穂橋(道路橋)です。

 

瑞穂橋(道路橋)の左にあるのが、「瑞穂橋梁」です。

 

 

瑞穂橋梁は、2021年に米軍から返還されて現在、国有財産となっています。

 

長い歴史を刻んできた橋ですが、その役目を終え、遠くない将来、撤去されることとなりそうです。