秋の風物詩「曼珠沙華」(彼岸花)。
神奈川県では、「かながわの花の名所100選」にも選ばれている伊勢原市の日向地区が有名です。
この時期、里山を真紅に染め、秋の景色を演出します。
源頼朝や北条政子が、安産祈願のため参詣したと伝わる日向薬師のある場所です。
丹沢・大山の麓の里山に群生する彼岸花は、どこか郷愁を誘います。
黄金色に輝く稲穂と真っ赤な彼岸花、そしてどこか愛嬌のある案山子を切り取ったワンショットです。
この写真を撮ってから、30年弱の歳月が流れていますが、今もこの里山の景色は変わっていないと聞きます。
この景色を守る地元の方々のご苦労があってのことでしょう。
(スライドを業者がスキャンしてデジタル化)
【撮影データ】
[撮影年月]1997.9
[撮影地]神奈川県伊勢原市日向
[データ]<カメラ>ミノルタα507si<フィルム>ベルビア<レンズ>ミノルタAFズーム28-80㎜<絞り・シャッタースピード>f16オート