暑い夏もそろそろ終わりに近づいた日の夕方。
浴衣に着替え、庭に打ち水をして、
緑生い茂る木々の中から聞こえてくるヒグラシの声に耳を傾け、
風鈴の音を愛でながら、うちわを片手に、
縁側で「くずきり」をいただく。
美しき日本の晩夏の景色ですね🎐
でも、現実は、
夜になってもむし暑さは続き、
住宅密集地のため蝉のとまる木はほとんどなく、
猫の額ほどの庭には蚊が飛び交う😅
せめて、気分だけでも晩夏に一服の涼を‥。
ということで、「くずきり」を作ってみました。
私の記憶が正しければ、
「くずきり」を食べるのは初めてです😉
目 次
葛
「葛切り」や「葛餅」など、伝統的な和菓子に使われる「葛」ですが
これまで、それが何者であるかは考えてもみたことがありませんでした。
せっかくの機会なので調べてみました。
「葛」は、マメ科の多年草で、その根から採れるでんぷんで作られたものが「葛粉」です。
古の昔から奈良県の吉野川の上流に位置する「国栖(くず)」が名産地であったことから、「クズ」と呼ばれるようになったそうです。
葛の根を乾燥させたものは、生薬の葛根(かっこん)と呼ばれ、解熱作用があるそうです。
「葛根湯」と呼ばれる漢方薬の名前は聞いたことがありますが、「葛」からきているとは知りませんでした。
制 作
では、「くずきり」作りに入りましょう。
葛粉は、国内産本葛100%のものです😏
葛粉をお湯で溶き、バットに流し込みます。
フライパンでお湯を沸かし、パスタトングで掴んで、温めます。
透明になってきたら、そのままお湯の中に沈めます。
透明になったら、氷水をはったフライパンに沈めて冷します。
お好み焼きのコテを使って、バットから剥がせば、クラゲの出来上がり😄
クラゲを引き上げて、お好みの細さに切ります。
くずきりに黒蜜をかければ、
「くずきり」🎐
の出来上がり!
食べてみます。
では、いただきま~す。
(チュルッ)
うん。
夏の涼味 🎐
もちろん、きな粉をまぶしても美味しいです😙