これまでの人生で訪れたことのなかった北東北三県(青森・岩手・秋田)。
オリンピックが始まる前に、新幹線を主な交通手段として、一泊して急ぎ足で巡った三県を結ぶ旅。
初日は、盛岡駅周辺を散策し、みちのくの小京都「角館」に立ち寄って、秋田駅までやってきました。
二日目は、一泊なので最終日になりますが、
秋田駅から青森駅まで「リゾートしらかみ」で車窓から日本海の絶景を堪能。
青森では、ベイエリアの「ねぶたの家 ワ・ラッセ」「青函連絡船」
を巡ります。
目 次 🚋
千秋公園
秋田20万石の藩主・佐竹氏の居城であった久保田城。
天守と石垣の無い城として知られています。
現在では、城跡が整備されて「千秋公園」となっています。
久保田城の表門です。
園内には、秋田藩最後の12代藩主「佐竹義堯」公の銅像があります。
御隅櫓です。
城内八か所にあった櫓の一つを復元したものです。
では、秋田駅に向かいましょう。
五能線で日本海の絶景を行く
秋田駅から青森駅までは、日本海の絶景を楽しめるリゾートしらかみで行きます。
東能代(秋田県)から川部(青森県)までは、「五能線」といい、
日本海沿いを走る路線として、人気のスポットです。
約5時間の乗車ですが、車窓を流れる景色とJRの様々な企画で時を忘れて、旅をすることができます。
青森駅に到着です。
(リゾートしらかみを利用した五能線の旅は、見どころ盛りだくさんのため、別編でご紹介します)
青森ベイエリア
青森県の陸奥湾に面したエリアは、青森の歴史・文化・産業などが集積しています。
駅前で名物「ホタテ貝焼き味噌」をいただいて、
アスパムの展望室から街を俯瞰してみます。
アスパムです。
13階が展望台です。
青森ベイエリアです。
青森ベイブリッジを挟んで、
右側の黄色の船が「青函連絡船メモリアルシップ『八甲田丸』」
分かりにくいですが、左側の赤い建物が「ねぶたの家『ワ・ラッセ』」です。
北を望みます。
左手奥には津軽半島が、右手には下北半島が、空気が澄んでいれば見えるはずです。
その中央の先が、北海道の函館方面です。
ねぶたの家「ワ・ラッセ」
青森の夏を彩るねぶた祭りは有名ですね。
山車灯篭をひいて街をねり歩く姿は、映像では一度は見たことがあるかも知れません。
「ワ・ラッセ」は、青森ねぶたを保存・伝承する博物館的存在です。
(ねぶたにも、青森ねぶた、弘前ねぷた、五所川原立佞武多などいろいろあるようです)
館内に入ると、通路に由来・歴史が展示されています。
通り抜けると
展示ホールに山車灯篭が展示されています。
(👇 2019年の「知事賞」の「神武東征」です。)
2020と2021年は、祭りは中止です。
製作にかかる技術・技能は計り知れないようで、大切な文化財です。
青函連絡船「八甲田丸」
青函連絡船は、1908年(明治41年)に運行が開始され、1925年から鉄道車両の運行も本格化したそうです。
1988年(昭和63年)の青函トンネルの開通までの80年間、本州と北海道を結ぶ物流の大動脈として活躍しました。
「八甲田丸」は、メモリアルシップとして保存されています。
かつて、鉄道は、この線路を通って船に運びこまれました。
中に入りましょう。
青函鉄道連絡船記念館です。
操舵室です。
車両甲板です。
青函連絡船は、
石川さゆりの「津軽海峡冬景色」ですっかり有名になりましたが、
まさか鉄道まで運搬していたとは知りませんでした。
新青森から帰路へ
そろそろ帰路につく時間です。
青森駅から、奥羽本線で新青森駅へと向かい、東北新幹線で大宮駅(埼玉県)まで行きます。
大宮駅からは、在来線に乗り換え、自宅最寄り駅までグリーン車で直通です。
函館方面から、「はやぶさ」がやってきました。
大宮駅(埼玉県)までは、3時間ほどです。