江戸の北の守りとして、親藩・譜代大名が藩主をつとめた川越藩。
その城下町として発展した商人の街・川越(埼玉県)。
「小江戸」の別名を持つ川越の街には、レトロな街並みが残り、タイムスリップしたかのような錯覚におちいります。
2019年には、年間800万人近くの観光客が訪れた関東の人気スポットです。
そして、川越は、うなぎ専門店が集積する「うなぎスポット」でもあります。
先日、歴史的街並みを観ながら、うなぎを食べに行ってきました。
目 次
小江戸・川越
川越の城下町は、室町時代後期にその基礎が築かれ、江戸時代初期に近世城下町として整備されました。
現在の街並みは、1893年(明治26年)の川越大火後に建築されたものが主で、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
街並みの一端を写真でご紹介します。
歴史を感じる建物群ですね。
感じたのは、訪れているのは若い人が圧倒的に多いということです。
川越のランドマーク「時の鐘」です。
江戸時代の初期に建設されたといわれ、幾度か焼失した後、現在のものは、川越大火の翌年に再建されたものです。
「残したい日本の音風景百選」にも選ばれています。
人気スポットの「菓子屋横丁」です。
通り沿いに駄菓子屋をはじめ、お菓子屋さんが軒を連ねています。
うなぎの街
川越には、うなぎの老舗がたくさんあります。
盛んになったのは、江戸時代とのこと。
入間川、荒川などで獲れる鰻を川越特産の醤油を使って蒲焼にしたのが起源のようです。
鰻自体は、現在では各地のものを使っているようですが、秘伝のタレを使って伝統の味を守り続けているとのことです。
街のあちこちに鰻専門店があります。
休日のお昼時でしたが、どこも行列です。
うなぎ「小川藤」
今回、訪問したのは、「小川藤(おがとう)」です。
開店時刻前に行ったのですが、やはり行列ができていました。
暖簾が出されて、入店が始まったところです。
店の中も歴史を感じます。
「荻昌弘」さんの寄稿がサインとともに飾ってありました。
メニューです。
竹が「定番」と書いてあります。
優しい心遣いです。
では、「定番」にしましょう。
蓋を開けてみますね。
アップです。
肝吸いも嬉しいですね。
では、いただきま~す。
(ほふっ)
うん。
本物の味💕
これまで、東京・千葉・埼玉は、近すぎるせいもあって、観光スポットというイメージがあまりありませんでした。
改めて、近くにもいい所があると気付かせてくれました。
落ち着いたら、いろいろ行ってみたいと思います。