昨年12月に行った18きっぷを使っての福島県いわき市への日帰り旅。
午前は小名浜港を見た後、ランチをとりました。
ランチの後は、小名浜港からバスで常磐線「泉」駅に戻り、2つ隣の「内郷」駅が最寄りの国宝「白水阿弥陀堂」へと向かいます。
「白水阿弥陀堂」は、東北では建築物としては6つしかない国宝の一つです。
目 次 🚋
願成寺・白水阿弥陀堂
奥州藤原氏は、平安時代の1087年~1189年までの間、平泉(岩手県)を中心に東北地方を勢力下に収め、繁栄を極めました。
初代当主である藤原清衡は、当時、平安京に次いで日本第二位の都市であった平泉に中尊寺を建立しました。
いわき市 内郷白水町にある願成寺は、藤原清衡の娘で、岩城の国主・岩城則道の妻となった徳姫が、1160年に建立したものです。
夫の則道没後、出家した徳姫は阿弥陀堂を創立し、三方が池に囲まれる浄土式庭園を造営しました。
これが、国宝・白水阿弥陀堂です。
故郷の平泉の中尊寺金色堂を模した形といわれています。
平安時代に作られた現存する建築物として国宝に指定されています。
東北地方の国宝建築物は、
白水阿弥陀堂(福島県)、
中尊寺金色堂(岩手県)、
瑞巌寺本堂及び庫裏、大崎八幡宮本殿等(宮城県)、
羽黒山五重塔(山形県)
の6か所のみです。
白水阿弥陀堂へ
白水阿弥陀堂の最寄り駅は、常磐線の泉駅から2ついわき寄りの「内郷駅」です。
左が駅舎、右がトイレです。
路線バスで約5分。
下車徒歩約5分。
白水阿弥陀堂が見えてきました。
山深い場所です。
太鼓橋を渡るとすぐです。左右は池です。
浄土式庭園の池で立派な造りです。
国宝・白水阿弥陀堂です。
平安時代に作られたもので、860年前の建築物です。
阿弥陀堂の中に入り、お参りしました。
内部は「写真厳禁」とのことです。
そろそろ帰路につきましょう。
ちょっと、くたびれたので帰りはタクシーを呼んで内郷駅に戻りました。
水戸で夕食
常磐線「内郷駅」から、鈍行列車で1時間半。
水戸駅で夕食をとります。
18きっぷ旅の宿命で、時間がタイトなので、駅ビルでラーメンです。
静岡県富士市に本店を置く「大山(たいざん)」で、
マー油とんこつラーメン「黒山」(900円)にします。
節約旅の理念である「旅先では郷土料理を味わう」に反し、
静岡県に本店を置く店で、熊本ラーメンです😆
黒山です。
さあ、帰るとしましょう。
水戸からは、グリーン車です。
今回もハードな行程の旅でした。