「節約旅行」で、出会い、発見した「へぇ~、知らなかった。」という出来事。
そんなことを綴る「へぇ~、知らなかった。」シリーズの第七弾は、岡山県・北長瀬駅のホームで見かけた線路に垂直な「一人掛けベンチ」です。
?の目次
黙考のベンチ
昨年秋に行った節約旅行「瀬戸内・しまなみ海道」の2日目。
この日は、岡山からマリンライナーで四国に渡り、予讃線で今治に行き、しまなみ海道をバスで尾道に向かうという行程でした。
宿泊地から、JR西日本・山陽本線で岡山駅に向かいます。
節約旅行の鈍行列車に乗っている時は、ドアの近くに立って、外の景色を眺めるのが好きです。
しばらくして「北長瀬駅」に着くと‥
お~、これは珍しい!
一人掛けのベンチだよ!
しかも、線路の方に向いていないぞ。
駅のホームのベンチに抱いていたイメージは、
線路に並行で、
ずらっと、並んだものでした。
一人掛けのベンチ‥
しかも、線路に向いていない‥
これなら、ゆっくり読書もできるし、
瞑想に耽ることもできるなぁ‥
まさに「黙考のベンチ」とでもいうべきだな‥
駅のベンチの向き
これまで目にしていた「駅のホームのベンチ」は、線路に平行なものでした。
関東と関西で違いがあるのかなぁ?
と思い、「駅のベンチの向き」で検索してみたところ‥
酔っぱらった客が、ベンチに座っていて、電車が来たからと急に立ち上がり、フラフラっと線路に転落してしまう事故が多いため、
近年、安全対策のため、ベンチの向きを線路に対して垂直にする動きが関西から始まったようです。
たまたま見た「北長瀬駅」が、最近改良工事をしたのかは分かりませんが、JR西日本では、2015年から順次、ベンチの向きを変えているようです。
ベンチを垂直に変えると、かえって混雑時の導線が危なくなることもあるようで、ケースバイケースのようですが。
そういえば、北長瀬駅に限らず、山陽本線のいくつかの駅で、線路に垂直なベンチを見かけたような気がします。
たまたま見かけた駅のホームのベンチ。
その向きも、いろいろな理由があるんだなぁ、と改めて考えさせられる出来事でした。