「中央フリーウェイ~♪」
デートといえば、中央自動車道を当時リリースされたユーミンの新曲を聴きながら西に向かい、山中湖までドライブへ、というのが定番だった時代。
インターチェンジを降りて、湖まで行く途中の喫茶店で昼食。
注文するのは、いつも「ナポリタン」でした。
まだ、ファミレスもデニーズが全国展開を始めた初期の段階。
外食といえば、ドライブインや喫茶店でというのが一般的な時代でした。
最近のパスタ料理店の味付って、比較的さっぱりしていますよね。
料理全体が、薄味でも十分な存在感を味わえることが趣向になっている時代背景と健康志向の高まりで、濃い味付けが敬遠される傾向があるのかも知れません。
しかし、40年前の時代背景としては、喫茶店で外食をすること自体あまりないことでしたし、一般的な外食の概念もまだ確立していない時代でしたので、かなり、自由な味付けでした。
当時の喫茶店で出される「ナポリタン」は、ケチャップたっぷりのものでした。
それに、「粉チーズ」と「タバスコ」をたっぷりかけていただきます。
ケチャップたっぷりのナポリタンは、当時はハイカラな存在で、甘いケチャップの味と粉チーズが絡み合い、タバスコの辛味が相まって、若い人の人気のメニューでした。
デートの際に、このナポリタンを食べるときは、口の周りにまとわりつくケチャップを気にしながら、紙ナプキンで丁寧に口を拭きつつ、はにかみながら、愛を語り合う姿が見られました♡
(一部、時代考証等に錯誤がありましたらお許しください。)
こうした時代を過ごした主夫は、いつの頃からか、手料理でも「ケチャップたっぷりナポリタン」が18番となっていました。
ということで、第2回目を迎える「主夫のレシピ帖」は、欠番としているVol.1~10のうち、Vol.10の栄誉を与えて 「レトロ風ケチャップたっぷりナポリタン」をご紹介します。
用意するもの(1人前)
具材
- スパゲッティ‥100g
- ベーコン又はハム‥お好みの量
- 玉ネギ‥1/4
- ピーマン‥1/4
調味料
- トマトケチャップ‥100~150g(お好みに合わせて。ただし、たっぷりが原則)
- オリーブ油‥適量
- 塩‥適量
- こしょう‥適量
- コンソメ顆粒‥小さじ1
- 粉チーズ‥お好みの量。ただし、たっぷりが原則
- パセリ‥お好みの量
- タバスコ‥お好みの量
作り方
①玉ネギ、ピーマンを細切りに、ベーコンを適当な大きさに切ります。
②スパゲッティを多めの水で茹でます。
③フライパンに油をひき、火のとおりにくい玉ネギ、ピーマンを塩コショウしながら炒めます。
④玉ネギ、ピーマンに火がとおったら、ベーコンを入れ、軽く炒めます。
⑤スパゲッティが茹ったら、フライパンに入れ、具材とよく混ぜます。
⑥トマトケチャップを、グルグルとたっぷりかけます。
⑦塩コショウ、コンソメを入れながらよく混ぜ合わせます。味を見ながら、ケチャップを追加で入れて混ぜ合わせることを繰り返します。
※ 基本的に、「チョット、べとべとかなぁ👀」と思うくらいまで繰り返します。
※ なお、本来、パスタ料理は、茹でた後はフライパンで火にかけないのが原則ですが、この料理は、火にかけながら混ぜた方が美味しくなります。
⑧ちょうどいい味になったところで、
お皿に盛り付け、
粉チーズをたっぷりかけて、
パセリをふりかけ、
お好みで、タバスコをかければ、
ハイ、「レトロ風ケチャップたっぷりナポリタン」の出来上がり!
美味しそうですね♡
スープとアイスコーヒーが付いているのが、懐かしのセットメニューの定番です。
余談ですが、スープも主夫お手製のコンソメスープです。美味しいですよ。
粉チーズは、たっぷりがいいですね。
それでは、いただきま~す。
青春そのもの~♪
<ワンポイントアドバイス>
・繰り返しになりますが、ケチャップはちょっと不健康かなぁ、位で美味しくなります。
※そうはいいつつも、メタボが気になり、ケチャップを入れ過ぎるのをつい躊躇してしまいましたが‥
・作り方⑦で記載しましたが、パスタ料理は、パスタがのびるため茹でた後はフライパンで火にかけないのが原則ですが、この料理は、火にかけてトマトケチャップを熱した方が美味しくなります。
・さらに言えば、ケチャップが焦げる手前(もっと言っちゃえば、少し焦げるぐらい)まで熱するとヤミツキになります。