鎌倉の長谷・極楽寺地域の8つの寺社・施設が一斉にライトアップされる鎌倉の新しい光のお祭り「かまくら 長谷の灯(あ)かり」をやっていると聞いたので、昨晩、行ってきました。
ライトアップしているのは、鎌倉大仏殿高徳院、光則寺、極楽寺、収玄寺、長谷寺、甘縄神明宮、御霊神社、鎌倉文学館の8か所で、8月19日~25日の午後6時半から8時半まで開催されています。
今年で4回目を迎えるそうですが、現職中はこうした行事を愛でる余裕がなかなかなく、こんなお祭りがあるとは全く知りませんでした。
雨天は中止のようで、昨晩は、大気が不安定な状態で雷雨も心配されましたが、行くことができました。
8か所でライトアップしていますが、時間も限られているため、今回は、紫陽花や紅葉の頃、何度となく足を運んでいる長谷寺を訪れることにしました。
長谷寺へは、藤沢駅から長谷駅まで江ノ電で約30分、駅からは徒歩約5分です。
平日の木曜日のせいか、観光客らしき人影はあまりありませんでした。
途中、収玄寺でもライトアップをしているので、見ていきます。
暗くて足元が少し見えにくかったのですが、お寺の方が案内してくださいました。
再び、長谷駅前通りに戻り、交差点を左に曲がると長谷寺へと続きます。
道路の延長上の山の中腹に見える青い光が、長谷寺の観音堂です。
しばらく行くと、長谷寺に到着。
拝観料を納めて、境内へ。
普段は、午後5時には閉山してしまうため、夜に参拝できるのも珍しい機会です。
長谷寺では、このイベントの際は、提灯を貸し出しています。
提灯の灯が暗闇に浮かびます。
平日にもかかわらず、かなり多くの人が来ていました。
提灯を手に、前の人についていくように、観音堂のある山の上へと向かいます。
階段を登りきると、観音堂に到着です。
貸し出されている提灯ですが、灯かりの色が、紫・緑・青などに一定時間が経つと、一斉に変わるんです。
どの人の持っている提灯も、同じ色をしています。
仕組みはわかりませんが、なかなか、ハイテクです。
観音様をお参りした後は、展望台に。
昼間なら、鎌倉の海が一望できる絶景スポットです。
長谷寺に来たら、海を見ながら、自販機のお茶を飲みつつ、お団子をいただくというのが、節約ライフの定番です。
この日は、夜だったので、海は見ることはできませんでした。
ライトアップされた観音堂、そして闇に浮かび上がる提灯。
山を登ってくる潮風を受けながら、こうした幻想的な光景を見ていると、一刻、夏の暑さを忘れることができました。